早大・小宮山次期監督が新チームを視察「うまくなりたいという思いぶつけて」

[ 2018年11月11日 17:27 ]

練習を視察する早大野球部次期監督の小宮山悟氏
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 ロッテや大リーグのメッツなどで投手として活躍し、来年1月1日付で早大野球部監督に就任するOBの小宮山悟氏(53)が11日、西東京市の同大安部球場で監督就任発表後初めて練習を視察した。

 朝はミーティングでナインと顔合わせ。Wの文字が入った帽子に練習着、エンジ色のジャンパー姿で、新品のノックバットを手に練習を見守った。

 15年秋から6季連続で優勝から遠ざかる。ナインに向けて「差し当たってはうまくなりたいという思いを持ってこちらにぶつかってくれれば、必ず応える。同じ熱量で物事にあたれば、間違いなく成果を挙げられると思う。厳しい言い方をすれば、やる気のないやつは置いていく。必死もがいて、どうにかしたいというやつは救いの手をさしのべて、願っているところまでなんとか引き上げてあげたい」と熱い思いを口にした。

 慶大は元近鉄の大久保秀昭監督が指揮し、来年からは早慶両校を元プロ監督が率いることになる。大学野球を盛り上げたい気持ちも強い。「良い戦いをして、日本中のファンに六大学に注目してもらいたい」。現役生活や引退後も様々な見聞を広げてきた。「高校生の進路として大学に進みたいと思ってくれる人が増えてくれたら。早稲田として尽力できればと思います」。

 トレードマークだったヒゲは11月3日にきれいに剃った。「娘は2日間気づかなかった」と苦笑いも、学生野球に向き合うにあたり「身だしなみという部分ですね」と背筋を伸ばした。

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