栗山監督の親心 輝星にも適用“大谷ルール”外出許可制に

[ 2018年11月5日 05:30 ]

日本ハムドラフト1位の吉田
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 スターの証だ!沖縄県国頭村で秋季キャンプを行っている日本ハム・栗山英樹監督(57)が今秋ドラフトで1位で指名した金足農・吉田に対して許可のない外出を禁止する「大谷ルール」を適用する意向を示した。

 「勝負は始まっている。とにかく野球に集中してほしい」と栗山監督。同ルールは13年に入団した大谷(現エンゼルス)に適用したもの。千葉・鎌ヶ谷の寮から外出する際に、食事する相手なども報告を義務づける「許可制」を敷いた。今年は高校通算111本塁打をマークして鳴り物入りで入団した清宮にも適用。将来の球界を背負って立つ逸材に対しては、入団から数年間はある程度の管理が必要だと考えている。

 大谷も13年から日本での最終シーズンだった17年までの5年間、外出する際に申告を義務づけて野球に集中させた。「二刀流」で球界を代表する選手に成長し、今季からエンゼルスで活躍している。大谷と同様、吉田も甘いマスクで何かと誘惑が多そうだが、栗山監督は野球に集中できる環境作りに努める。

 3年ぶりの優勝を狙う来季、高卒1年目ながら吉田には即戦力の期待をかけている。今季は夏場までは優勝争いを演じたが、結局3位。強力打線を擁する西武、ソフトバンクの前に屈しただけに栗山監督は「やっぱり圧倒的な投手力は必要だと実感した」と振り返る。大谷、清宮らと同様、将来のスター候補生の吉田に対しても「親心」を持って接し、1年目から成長を促す。(山田 忠範)

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