キューバ親善野球 東京都選抜セレクション 日大三エース・井上ら95人参加

[ 2018年11月5日 14:00 ]

指示を聞くセレクション参加選手たち
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 キューバ親善野球(12月、キューバ)に出場する東京都選抜メンバーのセレクションが5日、都内で行われた。

 指揮を執る前田三夫監督(帝京)を始め、小倉全由・総合コーチ(日大三監督)、和泉実・打撃兼バッテリーコーチ(早実監督)、市原勝人・投手コーチ(二松学舎大付監督)がチェックする中、午前と午後の2部に分かれて計95人が参加。シートノックや投内連係、ブルペン投球、フリー打撃でアピールした。

 来秋ドラフトで注目される日大三のエース井上広輝投手(2年)や工学院大付の1メートル89右腕・渡辺充投手(2年)らも参加。プロのスカウトがスタンドで視察する中、ともに力強い投球を披露した。渡辺は「井上君はやっぱりすごかった。レベルが高い中でやれて、学ぶことがいっぱいあった」と充実の表情だった。

 都立勢は8人が参加。部員7人の都大島からは、変則投法のエース荒田奏斗投手(2年)が参加した。投球モーションに入る際、すぐにボールを頭の後ろに隠す独特のフォームで、今夏もエースとして東東京大会4回戦に進出した。「すごい選手ばかりで圧倒された。緊張したけれど、技術の面でも高いレベルを見られて良かった。もし選ばれたら、他の選手たちに練習方法とかを聞いてみたい」。島からの移動のハンデを背負いながらも奮闘を続けている同校。部員不足の中、荒田の代表候補入りは大きな希望ともなりそうだ。

 前田監督は「学年は関係なく、力のある選手を選びたい。良いチームができると思う」と話した。

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2018年11月5日のニュース