プロ9年19戦目ついに…雄星 涙の鬼門ソフトB初勝利「鳥肌が止まらなかった」

[ 2018年9月28日 21:23 ]

パ・リーグ   西武5―3ソフトバンク ( 2018年9月28日    メットライフD )

<西・ソ>お立ち台で、目を潤ませて言葉に詰まる菊池 (撮影・久冨木 修)                                                                                                                                    
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 感極まった。西武の菊池雄星投手(27)が、7回3失点の粘りの投球でプロ9年目にしてソフトバンク戦初勝利。お立ち台では目に涙をため「はい…。大きいと思います」と絞り出すのがやっとだった。

 19度目の対戦。デビュー以来、同一球団連敗のプロ野球ワースト記録となる13連敗と勝てなかった。この日も初回に3点の援護をもらいながら、3回に5長短打に味方の失策も絡んで同点とされた。しかし、3―3の6回に中村が決勝の28号2ラン。ベンチ脇で両手を突き上げた左腕は「鳥肌が止まらなかった」と同僚に感謝した。

 ようやく長いトンネルを抜けた。105球を投げて7回を8安打3失点、11奪三振で今季14勝目(4敗)。チームは12連勝で優勝へのマジックナンバーを「1」とした。本拠地最終戦となる29日の同戦で勝つか引き分ければ、08年以来10年ぶりのパ・リーグ優勝が決まる。最後に満員のスタンドに向かって「あした午後1時。遅刻しないように。集合お願いします!」と声を張り上げた。

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