阪神 炎の6連打!5回一気5点 金本監督満面の笑み

[ 2018年9月7日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神13―3広島 ( 2018年9月6日    マツダ )

<広・神>5回、俊介の右前打で生還した陽川(左から2人目)を迎える糸原(同3人目)、北條(同4人目)ら阪神ナイン(撮影・大森 寛明)
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 実質、5回に試合の勝敗は決まったと言えた。2年ぶりとなる怒濤の6者連続安打で一挙5得点。快勝後の阪神・金本監督の舌も、おのずと滑らかになった。

 「途中、ちょっと嘉男が心配だったけど。その後、陽川、大山、俊介がね。いつもこれくらい、気持ちよく打ってほしいけどね」

 1点リードの5回1死一塁から、大攻勢が幕を開けた。まずは福留が中前打で1死一、二塁と好機を演出すると、続く糸井が右前適時打で待望の追加点をもたらした。だが、その糸井は一塁をオーバーランした際、右ふくらはぎに張りを覚えて途中交代。それでもチームの士気は衰えなかった。なおも1死一、三塁から、陽川も中前適時打で続いた。中軸3人の3連打で、まずは2点を奪い取った。

 そこから打順は下位へ。それでも終わりは見えない。1死一、二塁で打席に大山。「いい流れの中で自分のスイングで打つことができました」。中堅フェンス直撃の適時二塁打で、二塁走者・江越を本塁へ迎え入れた。さらに1死二、三塁から「積極的に初球から打ちに行きました。みんなに続くことができてよかった」と俊介も右前2点打で中堅の意地を見せた。なおも1死一塁で梅野も中前打。10打数連続安打を記録した16年7月27日ヤクルト戦以来となる「つるべ打ち」で、勝利を決定付けた。

 切れ目なく打ちまくった打線は、これまで幾度となく苦杯をなめさせられた敵地でたまった鬱憤(うっぷん)を晴らすかのように、最後まで攻撃の手を緩めなかった。指揮官も「よく、つながりました」と満面の笑みで打線を称えた。(惟任 貴信)

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2018年9月7日のニュース