ソフトB今宮自画自賛「今年一番の良いプレー」美技で流れ呼びV撃

[ 2018年9月7日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク2―1ロッテ ( 2018年9月6日    ZOZOマリン )

<ロ・ソ>8回1死三塁、今宮は勝ち越しとなる左中間適時二塁打を放ちガッツポーズ (撮影・西川祐介)
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 ソフトバンクは6日、ロッテに2―1で競り勝った。今宮健太内野手(27)が8回に勝ち越しの左中間二塁打。初回に送りバント失敗のミスがあったが、決勝打で名誉挽回した。7回には同点の口火となる中前打を放ち、16試合連続安打もマーク。好守備も見せ勝利に貢献し、チームは首位・西武とのゲーム差を4とした。

 勝負を決めたのは今宮の一振りだった。同点の8回1死三塁、カウント1―1からの3球目、高めの直球を捉えた。左中間フェンスに直撃する勝ち越し二塁打。「狙ってるボールを追い込まれるまで待とうと思っていた。高いポップフライにならず、しばけて良かった」と冷静に振り返った。

 名手の美技から流れが変わった。0―1の6回1死一塁での守りだ。一塁走者・鈴木が清田の打席の初球にスタートを切った。清田が放った三遊間へのライナーを、今宮が横っ跳びして好捕。鈴木が戻れずに、併殺となった。「今年一番の良いプレー。大竹が頑張っていたので、勝ちをつけてあげたい思いがあった」とうなずいた。

 先頭で迎えた7回には中前打を放ち、グラシアルの押し出し四球での同点劇を演出。16試合連続安打で、今季22度目のマルチ安打をマークし、「良い形でバットが振れている」と胸を張った。初回無死二塁では送りバントで空振りし、飛び出した二塁走者の牧原がけん制死となり、「凡ミスをなくしていかないといけない」と反省したが、帳消しにする攻守での活躍。工藤監督は「失敗したことを良い意味で肥やしにしてほしいし、打撃でも(守備の)動きでも助けてくれるプレーをしている」と称えた。

 首位・西武とは再び4ゲーム差。チームは8月4、5日の2連敗を最後に連敗を阻止し続けている。「みんなが勝つ準備をしてくれている。みんなで勝ち取った勝利」と工藤監督。残り27試合、全員の力を合わせて逆転Vを目指す。

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