藤浪 大阪桐蔭時代の同僚が力に 互いの苦労話で支え合い

[ 2018年6月16日 05:30 ]

交流戦   阪神4―0楽天 ( 2018年6月15日    楽天生命パーク )

<楽・神>7回途中無失点と好投した藤浪(撮影・岩崎 哲也)
Photo By スポニチ

 【Hero’s File】2軍暮らしでも、阪神・藤浪が前を向けたのは仲間の存在があったからだ。一昨年から1人暮らしを始めた。「普通に1人でラーメン屋で食べたりしますよ」と笑うが、大阪桐蔭時代のチームメートと夕食を共にすることが、自然と多くなった。

 3年時に甲子園春夏連覇を成し遂げたメンバーの多くが、昨春から社会人として一歩を踏み出した。「仕事終わりにスーツ姿で合流して、自分にとっては新鮮ですよね。会社ではこんなことが大変だとか、就活がどんな感じだったとか…。逆に自分の話も聞いてもらえるので凄く良い時間になっています」。

 営業での苦労話や採用面接でのエピソードを耳にし、仲間の奮闘は伝わってきた。「高校のメンバーが自分は一番の仲間だと思っています。自分が2軍に落ちても、(関係は)変わったりすることはなかったですし」。苦しい時に支え合い、互いの背中を見て力に変える。藤浪にとって、一生の仲間だ。(阪神担当・遠藤 礼)

続きを表示

この記事のフォト

2018年6月16日のニュース