ソフトＢ中村晃、筋トレ効果で５号２ラン「ライトフライと思った」

パ・リーグ   ソフトバンク５―３西武 （ 2018年5月22日    ヤフオクＤ ）

４回１死二塁、右越え本塁打を放った中村晃（撮影・中村　達也）
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　オフの取り組みが、結果となって表れている。２―０の４回１死二塁。ソフトバンク・中村晃が高々と打ち上げた打球は、右翼テラス席まで飛んだ。８試合ぶりの一発に「ライトフライかなと思った。（ヤフオクドームの屋根が開くルーフオープンデーで）風で戻ってくるかなと」。バットから伝わる感触以上に、ボールが飛んだ。

　昨シーズン終了後から、飛距離アップをテーマに掲げ全身の筋肉を鍛えてきた。「遠くにボールを飛ばしたい」という思いを持ち続け、１１年目のシーズンを迎えた。

　今季はすでに５本塁打。自己最多は１６年に記録した７本だけに、順調なペースで本数を積み重ねている。カスティーヨとは８打数４安打、打率・５００と打ち込み「そんなに気にしていない。最初だけじゃないですか。２回目からは普通です」。初回には８球粘った末に四球で出塁。先制のホームを踏み、１番打者としての仕事をきっちり果たした。

　打順は１、２、５、６番をこなし、この日の試合前には一塁の守備練習も行うなど、さまざまな役割を担う。２１日には球宴で全パを率いる工藤監督が会見の席で「いい状態で打っているので、よろしくお願いします」と初出場を後押しするほど、欠かせない働きを見せる。「（好調を）続けられるように」と中村晃。確実性に飛距離が加わる今季、２桁本塁打も見えてきた。