ソフトB柳田、止まらん21戦連続安打!今季3度目サイクル王手

[ 2018年5月18日 09:17 ]

パ・リーグ   ソフトバンク3―4楽天 ( 2018年5月17日    楽天生命パーク )

初回1死三塁、柳田が左中間に適時二塁打を放つ
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 主将を欠いても、超人ギータがいる。ソフトバンクは17日、楽天に3―4で今季初めてサヨナラ負け。それでも柳田悠岐外野手(29)は初回の左中間先制二塁打をはじめ、3安打猛打賞で絶好調。4月21日の日本ハム戦(札幌ドーム)でサイクル安打達成から始まった連続試合安打を自己最長に並ぶ「21」に伸ばし、スコアボードに一瞬とはいえ「打率・400」の数字が輝いた。救援陣が崩れて連勝は3で止まっても、選手会長の勢いは止まりそうにない。

 まさかの幕切れだ。守備の乱れもあって救援陣がリードを守れず今季初めてサヨナラ負け。2桁借金を抱えて最下位に沈む楽天を相手に同一カード3連勝を逃した工藤監督は「こういう試合もある。(救援の)後ろ2人にはしっかり投げ切ってもらいたい」と苦虫をかみつぶした。

 終盤まで優勢に進めた主役は柳田だった。初回1死三塁、カウント2―2から岸の6球目、チェンジアップを捉えて左中間へ適時二塁打。ここまで20イニング連続無失点の相手エースから先制点をもぎ取った。工藤監督から「あれだけ真っすぐで攻められ、チェンジアップを打てるのはさすが」と称えられる一打で、連続試合安打を自己最長に並ぶ「21」に伸ばした。1―1の3回は2死二塁で再びチェンジアップを右中間に運び一時勝ち越しの適時三塁打。5回の右前打で2試合連続、今季5度目の猛打賞とし、スコアボードに「打率・400」の数字を輝かせた。

 打席ごとに変動する打率にはあまり関心を示さない本人は「どうも思わない」と素っ気ない。4月21日の日本ハム戦で自身初のサイクル安打達成から勢いが止まらない。5月3日のロッテ戦(ZOZOマリン)、同8日の西武戦(大宮)に続き、サイクルに王手をかけたのは3度目。7回の第4打席は遊飛に倒れ、打率・397となった。「気持ちでいった。(相手先発の岸は)良い投手なので、打てたことは自信になる。内容のあるバッティングで良かった」と手応えを口にした。

 チームは主将の内川が出場選手登録を外れる緊急事態。今季から選手会長に就任した柳田は「チーム一丸となってやるしかない」とリーダーの覚悟を口にする。代名詞のフルスイングで首位西武追撃の先頭に立つ。

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2018年5月18日のニュース