中日・松坂 斉藤コミッショナーから“特命” 子供たちの野球離れ歯止めに

[ 2018年2月10日 08:31 ]

順調な調整に表情も和む松坂
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 中日・松坂が9日、キャンプ地を視察した斉藤惇コミッショナー(78)から“特命”を受けた。

 近年、子どもたちの野球離れが顕著になり、斉藤コミッショナーも野球界の将来を危惧する一人。「野球全体の問題でもあるが、子どもたちが野球から離れないようにしたい。プロ野球には華があるんだと。頑張ってファンを盛り上げてもらいたい。特に、子どもたちは英雄視している。米国から帰ってきて、もう一つ頑張ってもらいたい」。チームはもちろん、球界全体の起爆剤になることを期待された。

 この日は今キャンプ4度目のブルペン入り。日本ハムからFA加入した大野奨を相手にカーブ、チェンジアップ、スライダー、カットボールと全球種を交え77球。70球を投げ終えた後に強めのキャッチボールでフォームを再確認し、7球を追加。最速は140キロを計測した。「良いところと悪いところがハッキリしていた」と自己分析し「前回より力を入れて、強く腕が振れました」と手応えも口にした。

 「肩に不安がある時は痛みが出ないように投げていた。純粋に野球の技術で悩めるのはいいストレスです」と充実の表情。数々の伝説を築き上げてきた「平成の怪物」が、球界の未来を明るく照らすためにも、復活を果たす。(桜井 克也)

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