巨人・森福 投球フォーム安定目指す 指針はボールの回転数

[ 2018年1月28日 16:24 ]

 巨人・森福允彦投手が投球フォームの安定化をテーマに掲げた。「フォームを固め迷いなく投げることが大事。去年はうまく投げられない時期があった。この小さな体ですし。でも考えがまとまってきたので、形に変えていこうと思う」と話した。

 ソフトバンクからFA移籍した昨季は、30試合で1勝3敗6ホールド、防御率3・05。安定感を欠き、2軍で再調整した期間もあった。「FAで来たので重圧はあった」と振り返る。

 このオフの自主トレは平地でのキャッチボールも含め、2つの角度でフォームを動画撮影。携帯電話やタブレットに転送し、時間があれば目を凝らした。「足が着いた時のトップの位置が悪いとか。軸足の折れが早かったり。力の伝え方を確認してきた」と自らの投球フォームを丸裸にし、理想の形を求めてきた。

 指針となるのは投球の回転数だという。「トラックマン」などの計測器の発達により、球速以外にも様々な投球データの入手が容易になった。「だいたい1分間で2300が自分の平均回転数。それ以上を目指したい」。

 キャンプは2軍スタート。この日はジャイアンツ球場室内での2軍合同自主トレで、ブルペン入りして投球練習を行った。仕上がりは上々で「やらないといけないという気持ちが強い。自分に何ができるか、どうすれば生かせるのか」。真価の問われる2年目、31歳はとことん自分と向き合っていた。

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2018年1月28日のニュース