ロッテドラ1安田 同級生Jリーガーと1号競争“本塁打とゴールどっちが先”

[ 2018年1月28日 09:00 ]

安田(手前)はJ1横浜の町野とポーズをとる
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 ロッテのドラフト1位・安田は大阪府豊中市の履正社で卒業式に出席し、同級生でJ1横浜のU―18日本代表候補FW町野と20年東京五輪出場を誓い合った。「近い将来にはオリンピックがある。お互い、そこを目指し、やっていきたい」と安田が言えば、町野も「自分もチャンスがある世代。食い込んで勝負したい」と応じた。

 競技は違えど刺激し合ってきた。「先制」したのは町野だった。昨年1月に日本高校選抜に初選出。「自分より先に日本代表に入った」と安田は奮起し、昨春甲子園で準優勝。昨秋のU―18侍ジャパンでは日本ハム・清宮らと主軸を形成した。これには再び、町野が「(U―18日本代表では)自分は“候補”だった。ライバル心を持ってやりたい」と対抗心をあらわにする。

 ただ、お互いにユニホームを脱げば親しい間柄だ。昨年11月には全国高校サッカー選手権大阪府予選決勝へ町野のユニホームを借り、応援に駆けつけた。「プロでもユニホームを交換したい」と町野。「つらいときは連絡を取り合いたい」と安田も続けた。J1横浜の1月のキャンプはロッテと同じ石垣島。「半袖で行けるよ。ご飯がおいしい」と情報共有も済ませた。

 互いに開幕スタメンを目指すルーキーだ。高校通算65発をマークした安田は「町野のゴールが先か、僕のホームランが先か競争したい」とニヤリ。そして付け加えた。「(プロ野球)開幕前に決めるかもですね」。それは一足早く、2月に開幕を迎えるJリーグでプレーするライバルへのエールでもあった。 (福浦 健太郎)

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