広島・薮田 新球シュートに手応え「実戦で試していきたい」

[ 2018年1月28日 05:30 ]

ブルペン入りした薮田
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 広島・薮田が27日、日南市での先乗り合同自主トレで2日連続の投球練習に取り組み、投手陣最多の81球のうち7球を試投した新球シュートに手応えをつかんだ。

 「感覚はよかった。今は捕手に聞いた感覚でしかないので、キャンプに入ったら実戦で試していきたい」

 3年目の昨季はリーグ2位の15勝(3敗)を挙げて勝率第1位の初のタイトルを獲得。好不調の波もあった中で好成績を残せた要因に“新球”の存在を挙げた。「去年はカットボールに自信を持てたのがよかった。シーズン後半に投げ方をつかんだ」。さらに球種を増やすことに意欲を燃やし、「(得意球の)ツーシームが悪かった時に投球の幅を広げたい。シュートを投げられれば、右打者も踏み込むことができなくなってくると思う」と効果を思い描いた。 

 シュートの他に昨秋からはフォークにも取り組むなど貪欲に進化を求める姿勢が頼もしい。「安定感をテーマにしている。去年の春はそれができなかったので、それを一番の課題としていきたい」。昨季開幕当初は救援陣の一翼を担い、先発定着は5月下旬から。年間通して先発の座を守り抜くためにも妥協はない。研究されることも踏まえ、それを上回る準備を期した。(河合 洋介)

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2018年1月28日のニュース