“慣例”破ったサファテ正力賞 王委員「幅広く選考してもいい」

[ 2017年11月10日 08:08 ]

沢村賞の選考結果を発表する、選考委員の王貞治座長(左)と門田隆将氏
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 サファテの受賞は画期的といえるものだ。選手の受賞は12年の巨人・阿部(原監督と同時受賞)以来。選手単独では00年の巨人・松井が最後だった。座長を務めた王委員は「(日本一監督という)枠ができてしまっていた感じだった。正力さんの精神を考え、もう少し幅広く選考してもいいのでは、と議論した」と強調した。

 日本シリーズを戦ったソフトバンク・工藤監督、DeNA・ラミレス監督も「勝者と敗者だが甲乙つけ難い」(王委員)と候補に。しかし中西委員からサファテの名前が挙がり、抜群の働きを評価して選出した。「5年、10年後に振り返った時、一番頭に浮かぶのは彼の力投」と王委員。投手では同じくセーブ数のプロ野球記録を作り、日本一にも貢献した98年の横浜・佐々木以来となった。

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2017年11月10日のニュース