稲葉ジャパン“Vローテ”決まった!初戦は薮田で東京金へ第一歩

[ 2017年11月10日 08:40 ]

投手ノックでベースカーに入る薮田(左)
Photo By スポニチ

 稲葉ジャパンの初陣「アジアプロ野球チャンピオンシップ2017」(16日開幕・東京ドーム)で、16日韓国戦に薮田和樹投手(25=広島)、18日台湾戦に田口麗斗投手(22=巨人)、19日決勝に今永昇太投手(24=DeNA)が先発することが9日、分かった。チームはこの日、宮崎市の清武SOKKENスタジアムで合宿を開始した。

 若侍の初々しい掛け声が球場に響く。24歳以下かプロ入り3年目以内という出場資格で選ばれたメンバーがきびきびと動いた。見守る稲葉監督は、初戦の先発を薮田に決めた。

 「今誰とは言えないですが、一番いい投手を韓国戦に当てる。初戦なのでどうしても勝っていきたい」。今季15勝で、リーグ勝率1位となった広島連覇の原動力右腕に託す。

 代表合宿初日。アマ時代も代表経験のない薮田は、初めて日の丸のユニホームに袖を通した。亜大の同期・山崎康(DeNA)とキャッチボールで調整し、他球団の選手とも交流。「(代表は)テレビの中の世界で、自分が国際大会に出るとは思わなかった。これを第一歩としていきたい」と目を輝かせた。

 今大会は2020年東京五輪金メダルへの第一歩。全勝優勝へ、2戦目の台湾戦は田口に任せる。今季は2年連続2桁の13勝をマーク。16年には侍ジャパンのトップチームの強化試合で招集され、稲葉監督も東京五輪でのエース候補に指名している。決勝は今季11勝の今永。日本シリーズで史上2人目の2試合連続2桁奪三振と、短期決戦で力を見せた。

 12日の日本ハムとの練習試合は先発陣中心に、13日の西武戦は中継ぎ投手陣を調整登板させる予定。初練習を終えた指揮官は「とにかくジャパンというチームは勝たなければいけない」と手綱を引き締めた。

続きを表示

2017年11月10日のニュース