大谷 全30球団交渉の可能性も「二刀流」確約は不透明

[ 2017年11月10日 07:24 ]

ひざをついてネットスローをする大谷
Photo By スポニチ

 メジャーの労使協定では、25歳未満のドラフト対象外の外国人選手には球団別に総額で最大575万ドル(約6億5500万円)の契約金上限が定められている。すでに各球団とも選手獲得に使っており、現時点で最も多く残すのはレンジャーズの353万5000ドル(約4億300万円)。契約は10万ドル(約1140万円)以下のマイナー契約となる。23歳の大谷にも適用され、球団は新入団選手と同様に6年間の保有権を持てる。FAなら「100億円以上」と言われる総年俸も、数年後に長期契約を結び直したとしても抑えられる。譲渡金を日本ハムに払ったとしても、30球団には「格安」との見方が広がる。

 ただ、「DH制のあるアは強打者のDHがいる。ナも野手としての先発出場確約はどうか」との見方もある。ドジャースのアンドリュー・フリードマン編成本部長は「リカバリー(体力回復)期間を工夫すれば可能」と話すが、「起用法」を明確にできる球団はあるか、不透明な部分もある。

続きを表示

2017年11月10日のニュース