新日鉄住金かずさマジック8強!田中健“成長の証”3安打

[ 2017年11月10日 05:30 ]

スポニチ後援第43回社会人野球日本選手権第8日   新日鉄住金かずさマジック8―6三菱重工広島 ( 2017年11月9日    京セラD )

1回無死満塁、新日鉄住金かずさマジック・田中健は右前に先制適時打
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 社会人野球の日本選手権は2回戦3試合が行われ、8強が出そろった。新日鉄住金かずさマジックは打撃戦を制し、8―6で三菱重工広島を退けた。4番で主将の田中健内野手(28)が3安打1打点で打線を引っ張り、優勝した13年以来2度目のベスト8に導いた。日本新薬とパナソニックも準々決勝に進出した。

 両軍合わせて24安打の打撃戦を制した新日鉄住金かずさマジックの4番・田中健は、先制打を含む3安打1打点と活躍。打線全体でも13安打で8得点を挙げ「夏以降やってきたことが結果になった」と胸を張った。

 予選敗退した都市対抗では日本通運の補強選手として出場し、準優勝を経験。ナインも決勝のNTT東日本―日本通運戦をスタンドで観戦し、日本一になるために不足しているのが「打力」と再認識した。以降は一日6時間以上に及ぶ打撃練習を行い、レベルアップを図った。初回無死満塁。144キロの直球に差し込まれながら、右前に運んだ田中健の先制打は成長の証でもあった。13年の優勝を知る主将は「1球に対する集中力は似てきた」と話し、2度目の頂点を見据えた。

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2017年11月10日のニュース