ダル制球苦しむも「修正できた」5回2失点で5勝目

[ 2017年5月23日 05:30 ]

ア・リーグ   レンジャーズ5―2タイガース ( 2017年5月21日    デトロイト )

タイガース戦で今季5勝目を挙げたダルビッシュ (AP)
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 レンジャーズのダルビッシュが21日(日本時間22日)、タイガース戦に先発し自身4連勝で5勝目を飾った。105球を投げ今季最短の5回で降板し、5安打4四球2失点と苦しんだが、「修正できたのが勝てた要因」と振り返った。

 「ブルペンで凄く良かったので力んだ」という立ち上がり。先頭打者アーチを浴び、2回も12年3冠王のカブレラに中前適時打を許したが、そこからスライダーを生かす内角球をうまく使って立ち直る。2―2の4回2死一、二塁では再びカブレラを迎え「なんとか抑えないと。最悪、歩かせても大丈夫」と最初の2球は内角にボール球のツーシームを投げ、最後はフルカウントから外角スライダーで二ゴロに仕留めた。3回以降は無四球無失点。今季、試合前まで得点圏の被安打はわずか2本という要所を締める投球は健在だった。

 毎回の7奪三振も記録し、大家に並ぶ日本投手5位タイのメジャー通算51勝で、タ軍戦は通算7戦全勝。この100年間で同戦の初先発からの全勝では54〜56年にフランク・サリバン(レッドソックス)が記録した11戦全勝に次ぐ2番目の記録となり「強い相手だけど、打線が点を取ってくれている」と感謝した。 (奥田秀樹通信員)

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2017年5月23日のニュース