マー君 オープン戦今季初登板で2回無安打無失点、2K!

[ 2017年3月1日 05:31 ]

タイガース戦で今季初登板したヤンキースの田中
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 ヤンキース・田中将大投手が28日(日本時間3月1日)、本拠タンパでのタイガース戦でオープン戦に今季初登板した。予定していた2回を投げ、無安打無失点。許した走者は味方失策での1人だけで、2三振を奪いほぼ完璧な内容で封じた。

 「ブルペンで全然良くなくて。どうかなと思いマウンドに上がったけど、それからの方が良いボールを投げられた。いろんなボールを試せたので、現時点で感触は悪くないと思います」

 初回先頭のWBC米国代表キンズラーはカットボールで完全に打ち取ったが、味方三塁手が失策。ただ続くインファンテを外角低めのスライダーで計算通りに遊ゴロ併殺に仕留め、3番カステラノスはスプリットで空振り三振に斬った。

 2回はアップトンをスプリットで遊ゴロ。モヤからはスプリットでこの日2個目となる空振り三振を奪い、マキャンはシンカー(ツーシーム)で詰まらせ三ゴロに打ち取った。初回12球、2回が13球で、計25球で上々の出だしとなった今季初戦を終えた。田中はメジャーでのオープン戦初登板は、これで4年連続で2回無失点という結果となった。

 「バッターの反応を見ながらというよりは、自分の投げたい球を投げた。現時点では自分の投げたいボール、確認したいことを優先で投げています」と田中。最速92マイル(約148キロ)を計測した直球(フォーシーム)に、シンカー(ツーシーム)、カットボール、スライダー、カーブ、スプリットと全球種を駆使した。「いい球はいい球で何球かあった。ただ、まだ思ったところに投げられていない。まだまだ物足りないところだらけ」と収穫と同時に、細かな制球のばらつきなど課題と感じる部分も残した。

 すでに指名されている4月2日(同3日)のレイズとの開幕戦先発へ向け、今後も実戦登板を重ね調整していく。次回は3回45球をメドとした登板になる見込みだ。

 チームは9―5で勝った。

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