「朝からゆで卵8個はマジ地獄」ソフトB柳田 肉体改造 キャリアハイを

[ 2017年1月14日 06:10 ]

引き締まった体で100メートルダッシュのメニューをこなすソフトバンク・柳田。左は阪神・今成        
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 ソフトバンクの柳田がグアムでの自主トレを打ち上げた。打撃練習を終えた後、現地で行きつけになった日本食レストランが差し入れてくれたおにぎりにかぶりつき「マジ、今までで一番うまい。米、食ってませんでしたからね!」。おにぎりは「苦行」を成し遂げた自身へのご褒美だった。

 「普通のことでは普通の結果しか出ない。(自分の)限界を突破しようと思った」。約1週間の滞在で、炭水化物をほとんど摂取しない食事制限を行って、肉体改造を図っている。朝は白身だけのゆで卵8個分と野菜や果物、昼は鶏の胸肉入りのサラダ、夜も鶏肉や魚などを食べ続けた。「食事制限は初めて。シーザーサラダばっかりだったし、朝から、ゆで卵8個はマジ地獄。最後は見たくなかった」。プロテイン3度も加えた1日6食で、ノルマはタンパク質200グラム(1日分)の摂取だ。厚生労働省が推奨する成人男性の摂取量(50グラム)の4倍。炭水化物を抜いて脂肪を燃焼させ、タンパク質で筋肉量を増やしたのだ。

 オリックスから阪神にFA移籍した糸井らと充実した練習をこなした。15年11月に手術した右肘を昨季終盤にも痛めた。今も不安が残り、故障防止のために初めて上半身のウエートトレーニングも始めた。体重93・6キロと増減なしだが、体つきは引き締まり「筋力も増えているし、強くなっている」と手応えを口にした。3月のWBCには「たぶん選ばれない。迷惑はかけられない」と話し、開幕に万全を期す。

 「打率(・363)、出塁率(・469)は無理なので、それ以外は自分の数字を超えたい」。トリプルスリーを達成した15年の成績を引き合いに出し、34本塁打、99打点、32盗塁など、自己最多の更新を誓った。(グアム・福浦 健太郎)

 ▼宗方里奈栄養士(マリナーズ・岩隈が監修するIWAアカデミー所属)メニューを聞く限り、スポーツ選手が1日に必要な3000キロカロリーはクリアできていますし、筋肉を増やす上で良質なタンパク質を取るのは重要です。

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2017年1月14日のニュース