寺島、1軍キャンプスタート 真中監督が「確定」評価

[ 2017年1月10日 05:30 ]

伊藤コーチ、真中監督、高津コーチ(左から)ら首脳陣が見守る中、キャッチボールで汗を流す寺島
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 キャッチボールを始めたヤクルトのドラフト1位・寺島(履正社)に視線が集まった。埼玉県戸田市内のグラウンドで行われた新人合同自主トレ初日。スナップスローなど独特の投げ方で試運転し、その後、回転のいい球を投げ込んだ。

 「キャッチボールの前に必ずやっている。あれをしっかりやると、自分のボールが投げられる」

 3種類のスナップスロー。肩甲骨、股関節、体の横回転を意識したものと合わせ、全部で6パターン。高2の冬、履正社・岡田龍生監督から「こういった練習もある」と教わった。体の使い方を染み込ませる効率的な練習法は、今ではルーティンとなった。

 この日は真中監督も視察。左腕について「下半身がどっしりしている」と評価し、「(体調に)問題なければ確定」と球団高卒新人では、09年赤川以来のキャンプ1軍スタートを明言した。

 さらに「寺島に関しては周りの人と同じようにはいかないところもあると思う」と状態をみながら練習メニューを考慮するプランも温める。「期待に応えられるようにしたい」と寺島。将来のエース候補を大切に、そして大きく羽ばたかせる。 (川手 達矢)

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2017年1月10日のニュース