梨田監督 藤平に二刀流夢プラン「野手でもいけそう」

[ 2017年1月10日 05:30 ]

練習の視察に訪れた梨田監督と握手を交わす藤平(左)
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 楽天の梨田監督が9日、コボスタ宮城に隣接する室内練習場で行われた新人合同自主トレを視察し、ドラフト1位・藤平(横浜)の二刀流起用に色気を見せた。152キロ右腕の守備練習を見守っていると、その表情が思わず緩んだ。「ノックを見たけど、二刀流というか、野手でもいけそうな感じ。グラブさばき、身のこなしがとてもいい」。高校通算24本塁打を放ち、ロングティーでは120メートル超を計測したこともあり、日本ハム・大谷に続く夢プランを指揮官の脳裏に描かせた。

 もっとも、藤平本人は投手一本で勝負したい意向を持っている。この日は恒例のシャトルランで110本を記録し、ヤンキース・田中の新人時代の記録(97本)を超え、投手に必要な持久力をアピールした。

 朝はコボスタで自己最速155キロを投げた夢を見て、「ちょっと興奮しながら目が覚めた」という。現状では「(二刀流は)無理だと思う」と、慎重だが、投手としての調整の一環で打撃練習も取り入れていく考えだ。首脳陣の育成方針次第では楽天にも二刀流が誕生するかもしれない。 (黒野 有仁)

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2017年1月10日のニュース