阪神ドラ1大山 高山超える!ソックリ金本監督の“顔は超えました”

[ 2016年12月6日 05:30 ]

金本監督(左)より顔はいい!!と宣言し、会場を沸かせた大山
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 “高い山”を登り切ってみせる。無数のカメラのフラッシュに緊張の表情だった阪神ドラフト1位の大山だが、堂々と“高山超え”を宣言。新人王に輝いた1年先輩に続くだけでなく、さらにその上をいく意気込みを語った。

 「今年高山さんが新人王を獲られた。自分も続けるように頑張りたい。(球団新人最多安打の136本)そういうのを、しっかり超えられる選手になりたいと思います」

 自信はある。つくば秀英では1年夏から「3番・遊撃」の定位置を奪い、2年時からは4番に座った。高校通算30本塁打という看板をひっさげて入学した白鴎大では、1年春のリーグ戦から三塁のレギュラーを獲った。東京六大学と関甲新大学野球連盟とリーグは違うが、4年間で通算131安打を放った高山にも見劣りしない119安打を積み重ねてきた。

 目標ではあるが、敵ではない。その高山からも教えを請いたい考えもある。「1年目から素晴らしい成績を残された方。吸収できる部分は一つでも多く吸収したいと思っています。積極的に話しかけていきたい」。寮生活にチーム規則…、ぶつける質問は数知れずだが、最も知りたいのは打撃論だ。「タイミングの取り方など参考にできる部分があると思う」。先輩の数字を追い越しての球団初の2年連続新人王へ、なりふりかまわない。

 背番号は「3」に決定。八木裕氏(51)や関本賢太郎氏(38=スポニチ本紙評論家)など、「代打の神様」と呼ばれた男たちが付けてきた勝負強さが宿る番号。「そういう番号に恥じない活躍や選手になっていきたいですし、試合の流れを変えることができる一打を打ちたい」。対戦したい投手には「大谷翔平」と即答。同年代のスーパースターとの距離をどんどんと縮めていきたい。

 「怪我をしない強い体をつくって練習していけば、(目標は)その先に見えてくると思います」。インタビュアーから似ていると言われた金本監督は「僕の方が男前だと思いますけど」…。これを受けて大山も「僕の方が勝っていると思います」とやり返した。答える前に金本監督から耳元でささやかれ、そう言わされた感じはあるが、さっそく指揮官と息の合ったところを見せつけていた。 (巻木 周平)

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