大谷の来オフメジャー挑戦 米国でも大反響 全30球団調査確実

[ 2016年12月6日 05:31 ]

契約更改を終え、会見で笑みを浮かべる大谷
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 大リーグ関係者が一堂に会するオフ最大のイベント、ウインターミーティングが5日(日本時間6日未明)に開幕した。来オフのメジャー挑戦を球団から容認された日本ハムの大谷翔平投手(22)が早くも話題を独占。日本ハムでプレーし、現在はカブスの特別スカウトを務めるフェルナンド・セギノール氏(41)が「専属スカウト」に名乗りを上げるなど、大谷獲得に向けて早くも動きだした。

 セギノール氏は04年から4年間日本ハムでプレーし、06年には日本一に貢献した。現役引退後は巨人で国際スカウトを務めていたが、今季からカブスの特別スカウトに転身。自宅のあるフロリダ州を中心に先乗りスコアラーを務めていたが、古巣から舞い込んだニュースに「来年は日本へ行くことが多くなるね」と明言。密着マークを続ける「大谷専属スカウト」に名乗りを上げた。

 既に注目度の高かった二刀流だけに、会議開幕を控えた会場の話題を独占した。球団名を伏せることを条件に取材に答えたあるア・リーグ中地区球団のスカウトは「私は球場で彼の試合を10試合以上見てきた。世界一のプロ野球選手だと思う」と断言。「しかもハンサムでスタイルが良い。今までの日本人では、いなかったほどの人気者になるのではないか」と続けた。プレーだけではなく、ルックスまでも絶賛。「二刀流はやりたいのなら続ければいい。そうなると、DHのあるア・リーグがいいのではないか」とアピールした。

 別のア・リーグ東地区スカウトは「1年後に来るそうだね」とニヤリ。「今年は一度も日本に行けなかったが、来年は行ける。何度もね。複数のスタッフで見に行く」と来日攻勢をかける方針を明かした。駐日スタッフだけでなく、GMらフロントの上級職の多くが大谷詣に海を渡ってくる。

 あるナ・リーグ西地区球団のチームドクターは「200億、300億円も払って、二刀流なんて危険なことはやらせられないよ。医師の目から見れば、クレージーだ」と警鐘を鳴らすことも忘れなかった。巨額契約だけに資金力に勝る球団が有利だが、全30球団が調査に動くのは確実。さまざまなアプローチ方法を練り「OHTANI」に迫る。

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