いつか必ず…阪神ドラ3才木 ガッキーと恋ダンス「一緒に踊りたい」

[ 2016年12月6日 05:55 ]

入団会見でポーズをとる才木
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 ガッキー愛で、役に立つ!阪神の新入団選手発表会が5日、大阪市内のホテルで行われ、ドラフト3位・才木浩人投手(18=須磨翔風)が女優・新垣結衣の大ファンをアピール。TBS系列で放送中の主演ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」のエンディングで踊る恋ダンスを「一緒に踊りたい」と、活躍のご褒美共演を夢見て甲子園のマウンドに立つ。

 新人が一堂に会した晴れ舞台で一番目立ったのは、ドラフト1位でも2位でもなく、ユニークなプランをぶちあげた3位・才木だった。

 タテジマに袖を通す夢は、この日かなった。夢はこの瞬間から目標に切り替わる。当面は1軍登板を目指すことになるが、右腕が描くサクセスストーリーには、華やかな通過点が書き記されていることが分かった。

 「ガッキーが好きなんです。火曜日のドラマはずっと見ています。(活躍して)会えたら最高です」

 放送中の新垣結衣主演ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」のエンディングで流れるダンスは“恋ダンス”と呼ばれ、男女問わず大ブーム。ガッキーと相手役の星野源らがキュートな動きを見せ、動画サイト「You Tube」の再生回数は5500万回を超える。もちろん才木も恋ダンスは毎週、見逃さない。「踊ったことはないですけど、しっかり目に焼き付けています」。かといって“にわかファン”ではない。周囲のアイドル人気に流されず、高校入学時からガッキーひと筋だ。

 その憧れの女優も、これまでは遠い世界の住人にすぎなかったが、猛虎の一員となったことで共演も現実的な目標になりえる。すでに、初対面をイメージ。18歳の高校生は、はにかみながらも「一緒に恋ダンス、踊りたいです。うまく話せないと思いますが」と目を輝かせた。

 そのためにも、ガッキーに見合う男になることを誓った。この日の入団会見では、目標選手として藤浪の名を挙げた。才木と同じ高卒で入団し、1年目から1軍で活躍しているだけに格好のお手本。藤浪ほどではないが、1メートル88の長身で手足も長く、体形は似ている。「手足の使い方を学びたい」と弟子入りも志願した。

 頭脳も鍛えている。趣味は将棋。捕手だった中学時代に、相手の裏をかく練習も兼ねて始め、今では須磨翔風高校の野球部内では敵なしの強さだ。新聞の詰め将棋にも目を通す。過去の有名選手にも将棋通は多く、投手では元阪神エースの井川慶もそうだった。

 恵まれた体格と、先を読む頭脳。ガッキーとの対面実現の前提となる1軍定着へ、「体の線が細いので、まずはしっかり体をつくりたい」と1手先を読んでの土台作りから着手する。金本監督による厳しい練習も、恥なので逃げるつもりはない。 (水口 隆博)

 ▽「逃げるは恥だが役に立つ」 海野つなみの漫画を原作とするTBS系列のドラマで、毎週火曜夜10時から放送中。略称は「逃げ恥(にげはじ)」。新垣結衣演じる森山みくりと、星野源演じる津崎平匡との契約結婚をテーマにしている。番組のエンディングで出演者らが主題歌「恋」に合わせて踊る通称「恋ダンス」が反響を呼び、著名人やダンサーから一般人までがネット上に投稿するブームが起こっている。

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