巨人・菅野 上原超え2億3000万円 入団5年目では球団最高年俸

[ 2016年11月29日 05:30 ]

1億円アップで更改し笑顔を見せる菅野
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 巨人・菅野が、東京・大手町の球団事務所で契約交渉に臨み、年俸1億3000万円から1億円アップの2億3000万円でサインした。

 来季のテーマには「頂」の一文字を掲げ「チームが日本一、リーグ優勝という頂点に。個人的には日本一のピッチャーになるという意味」と語った。

 入団5年目の年俸としては03年・上原浩治の2億1000万円を超える球団最高額となった。今季は「圧倒」をテーマに掲げ、防御率2・01でタイトルを獲得。契約更改後にはNPBアワーズにも出席した。侍ジャパンの常連メンバーとも再会し、もう一つの「頂」への思いもより高まった。

 来年3月に開催されるWBC。代表選出が濃厚だが「選出されなくても、基本的にはWBC球で練習はする」とプランを明かした。一般的にNPBの公式球より「滑る」と言われるWBC公式球。「(11月の)強化試合後に、日本のボールを投げたら凄く投げやすかった。マスコットバットを振った後に普通のバットを振ったら軽くなる感覚」と同球でのトレーニングを決めた。

 今季は8月以降、完投がなく「“体心技”という順番で考えている。コンディショニングさえ整えれば、どんなバッターでも抑えられると信じている」と持論も展開した。本格的な始動は12月中旬。3つの「頂」を目指し、オリックス・西らとハワイ自主トレを行う。 (神田 佑)

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2016年11月29日のニュース