マエケン 犬の殺処分ゼロ支援、来季1勝につき寄付金 Tシャツ販売も

[ 2016年11月27日 18:06 ]

チャリティーTシャツのデザインをその場で書き込み、披露する前田
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 ドジャース・前田健太投手と早穂夫人が27日、広島県神石高原のNPO法人「ピースウィンズ・ジャパン」が主催するチャリティーイベントに参加した。夫妻はトイプードルの小太郎を飼う愛犬家で知られる。同NPOは犬の殺処分ゼロを目指しており、前田は応援団長に就任。広島から日本全国へ殺処分ゼロの輪を広げることを誓った。

 「犬の殺処分ゼロを目指す活動に是非参加させていただきたいと思いました。広島から、この流れが全国に広がるといいなと思います」と前田。広島県は11年度に犬・猫の殺処分数が8340頭にのぼり全国ワーストを記録した。同NPOはそれから保護活動をはじめ、今年4月からは県内全ての野良犬や迷い犬を保護し、10月末時点で241日間殺処分ゼロに。今年度の犬の殺処分ゼロの見通しとなり、都道府県単位で実現すれば全国初だという。

 前田は来季、1勝につきいくらと金額を決めた上で寄付金を送ることを約束。また「画伯」と呼ばれるほど定評?ある画力を発揮し、チャリティーTシャツのデザインを描き上げた。Tシャツは3500円で500着限定で販売され、収益は保護犬・災害救助犬の育成事業に使われる。「来年のキャンプ初日にはこのTシャツを着て球場入りします」と自らも広告宣伝塔となり、同NPOの活動をアピールしていく。

 「犬といると本当に癒やされます。打たれた後は小太郎と同じベッドで寝ます」と目を細めた前田。殺処分ゼロへの活動も新たなモチベーションに加え、メジャー2年目のマウンドへ向かう。

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2016年11月27日のニュース