糸井加入でも…金本監督 生え抜き育てる「力を少し借りながら」

[ 2016年11月27日 05:55 ]

OB会の懇親会であいさつする金本監督
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 阪神の金本知憲監督(48)が26日、大阪市内で開催された球団OB総会に出席し、就任2年目の来季も生え抜き選手の育成に力を注ぐ決意を明かした。大御所OBらの前で改めて育成方針を明言。V奪回と常勝軍団の構築を目指す指揮官が「強い猛虎」づくりに挑むことを約束した。

 「FAで糸井とか、外国人選手とかの力を少し借りながら。ただ、やはり生え抜き中心の選手を育てていこうという方針は変わっていません」

 監督就任1年目の今季は「勝ちながら育てる」という難題に挑んだ。チームスローガンの「超変革」を掲げながらも、結果的にはリーグ4位に低迷。その一方で高山、原口、北條、青柳など数多くの若手選手が台頭した。球団にとって長年の課題とされてきた「生え抜き選手の育成」。託された期待に応えるべく、将来へ続く希望の光を見出したのだった。

 「プロ野球のあるべき姿として生え抜き、自前で取ってきて、自前で調理して、一品料理としてお客さんに出す。そして、球団として最高の料亭にするというね。調理するのは僕たちですから」

 糸井の獲得に成功したとはいえ、今後も「勝ちながら育てる」ことに変わりはない。それどころか、「生え抜き選手の育成」をも継続する覚悟を示した。

 「OBの方々、いろいろとアドバイスをして頂きたいと思っています」

 同会に参加したOBには選手へのアドバイスを求めることも忘れなかった。勝負の2年目へ向けて金本阪神が総合力で歓喜へと導く。(山本 浩之)

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