千賀 痛恨被弾「悔やまれる」1球 打線もあと1本出ず…

[ 2016年9月22日 05:30 ]

<ソ・日24>6回を2失点で降板した千賀

パ・リーグ ソフトバンク1―2日本ハム

(9月21日 ヤフオクD)
 ソフトバンク・千賀にとって痛恨の1球だった。2回1死一塁でレアードに初球の直球を強振され、左翼席に運ばれる2ラン。速球が真ん中に入った1球に「あのホームランだけが悔やまれる」と唇をかんだ。

 13日の楽天戦が雨天中子になり、中10日で回ってきた首位決戦の先発。レアードの一発の後は、4回1死二塁、5回1死二、三塁、6回2死二、三塁をしのぎ、打線の反撃を待ったが、大谷相手の2点は重かった。

 13年4月12日のロッテ戦(ヤフオクドーム)以来、3年ぶりに1番に起用された江川は4打数無安打。1点差の9回2死二、三塁で谷元のカットボールを中越えへ大飛球を放ったが、好守に阻まれ「芯でした。上がりすぎました。初めてのサヨナラやと思ったのに。持ってなかった」と肩を落とした。投打にあと一歩、相手を上回ることができなかった。

 ただ、下を向く必要はない。22日の最後の直接対決を制すれば、優勝マジック8が点灯する。工藤監督は「負けはしたけど、明日につながる攻撃だった。ずっとベンチの声は絶えなかった。1試合の重要性や、大切さを分かってくれていることがうれしい」と言った。2年連続日本一のナインには、劣勢をはねのける強さがあると指揮官は信じている。

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2016年9月22日のニュース