広島6連勝でM点灯王手 23日巨人戦○で「20」△でも「21」

[ 2016年8月22日 05:35 ]

<広・ヤ>6回無失点で6勝目を挙げ、緒方監督(左)に祝福されるヘーゲンズ

セ・リーグ 広島3―0ヤクルト

(8月21日 マツダ)
 25年ぶりのリーグ制覇へ、今季初のマジック点灯はもう目前だ。3―0の9回。広島は今季50試合目の登板となった守護神・中崎が3人でピシャリと抑えた。4投手のリレーでヤクルト打線をわずか1安打。

 6連勝でデーゲームで敗れた2位・巨人とのゲーム差を8に広げた緒方監督は「いる投手で何とか試合をつくらないといけない中、中継ぎもみんなフル回転で頑張ってくれている」と賛辞を惜しまなかった。

 今季2度目の先発マウンドに上がったヘーゲンズは5回まで2四球だけで無安打投球。6回に先頭の内野安打から1死一、二塁のピンチを背負ったが、併殺打で切り抜けた。前回14日のDeNA戦(横浜)の5回1失点を上回る6回1安打無失点。中継ぎで44試合に登板し、主に7回を任されていた男が、先発初勝利となる6勝目を挙げた。

 当初は球団内の位置付けも高くなく、外国人選手枠の関係から開幕2軍。ただ「米国にいた時よりも打者個人に対して、対戦していく中で学ぼうという意識を持ってやっている」と成長に努めた。4月22日に1軍昇格してからは欠かせない存在となっている。

 ヘーゲンズの好投にリリーフ仲間も応えた。7回からは今村、ジャクソン、中崎が完全救援。今季25セーブを挙げた守護神は「ヘーゲンズがテンポ良く投げてくれて、リリーフの僕らも続いていけた」と話した。

 貯金は今季最多を更新する25。23日からは2位・巨人との3連戦で、勝てばマジック20、引き分けでもマジック21が初点灯する。最高のムードで東京ドームに乗り込む。

 ▼広島・田中(7回2死二塁で山中から13号2ラン)球数が増えて少し浮いていたので、高めに来たら振っていこうと思っていた。一発で仕留められてよかった。

 ≪23日にもM点灯≫広島がヤクルトに勝ち、巨人が阪神に敗れた結果、23日にも広島に優勝へのマジックナンバーが点灯する。条件は広島が巨人に勝てばM20、引き分けならM21が出る。

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2016年8月22日のニュース