マー君 同い年宿敵に投打で完敗「今日は完全に負けたなと」

[ 2016年8月4日 05:30 ]

<メッツ・ヤンキース>3回、デグロム(左)に痛打を浴びた田中(AP)

インターリーグ ヤンキース1―7メッツ

(8月2日 ニューヨーク)
 宿敵相手の完敗を認めた。ヤンキースの田中が2日(日本時間3日)、メッツ戦に先発。6回1/3を投げ8安打、今季最悪タイの7失点で4敗目(7勝)を喫した。2戦続けて黒星が付いたのは今季初。0―5の7回1死一塁でメ軍先発デグロムにこの日2安打目を許し、交代を告げられた。

 「打撃がいいのはもちろん知っていた。その中でいい打撃をされたので投球を含めて今日は完全に負けたなと思います」

 同じ88年生まれで、ともに14年にメジャーデビューしたエース同士。打撃も警戒して臨んだが3回はツーシーム、7回はスライダーを痛打され、いずれも失点に絡んだ。相手は7回無失点。「点を取るのは難しい投手。僕がしっかり踏ん張って失点を防がなければいけなかった」と悔やんだ。

 3年連続のサブウエー・シリーズ登板。今季初めて入った打席では2打席2三振に終わった。チームは低迷により、主力を相次いで放出。最も仲が良かったノバも移籍した。「チームの状況も変わって、こういう時だからこそ、というところは自分の中にある」。苦況でこそ問われるのがエースの真価。それは田中が誰よりも感じている。 (大林 幹雄)

続きを表示

この記事のフォト

2016年8月4日のニュース