ドラフト候補、横浜・藤平 7回零封&3ラン含む4安打

[ 2016年5月25日 05:30 ]

<日本航空・横浜>7回2安打無失点と好投した横浜・藤平

春季高校野球関東地区大会準決勝 横浜13―0日本航空

(5月24日 上毛新聞敷島)
 第68回春季関東地区高校野球大会は24日、群馬県の上毛新聞敷島球場で準決勝が行われ、横浜(神奈川1位)が8年ぶり11度目、前橋育英(群馬1位)が3年ぶり2度目の決勝進出を決めた。横浜の今秋ドラフト候補右腕・藤平尚真投手(3年)は7回2安打無失点と好投し、打っても3ランを含む4安打5打点と活躍した。

 連投でも藤平の球威は落ちなかった。7回2死、4番・藤沢への初球はこの日最速149キロを記録。最後は二飛に打ち取り、わずか72球で決勝進出を決めた。

 打撃でも初回に高校通算17号となる3ランを放つなど4安打5打点。投打で活躍した背番号10は「暑い中で連投し、2試合目の方が良い投球ができたのは良かった」と胸を張った。

 前日の千葉黎明戦でも8回5安打1失点と好投したが「長打を打たれたくない気持ちと、課題のセットポジションからの投球を意識しすぎて」納得のいく投球ができなかった。宿舎で平田徹監督に「明日も投げたい」と志願。指揮官の「速球を軸に王道の投球をしてほしい」という助言を胸に刻み、本来の投球がよみがえった。12年ぶりの優勝を狙う25日の決勝を前に、藤平は「優勝して、今年の横浜は強いことを関東の高校に見せつけたい」と宣言した。  (原田 真奈子)

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