オリ初3連勝 今季最多13安打に福良監督「打つ方が頑張った」

[ 2016年4月16日 07:15 ]

<オ・西>快勝したオリックスナインは、近藤一(65)、先発捕手の若月(37)らがナインを迎える

パ・リーグ オリックス7-4西武

(4月15日 京セラD)
 オリックスにエンジンが掛かってきた。今季初の3連勝でカード初戦は初勝利。継投がしっくり来ず、100点満点とはいかないが、福良監督は「きょうは打つ方が頑張ってくれた」と、今季最多13安打を放った打線を主役に掲げた。3月30日の日本ハム戦以来、11試合ぶりの2桁安打で白星を引き寄せた。

 運を呼び込んだのは1、2番だ。潰瘍性大腸炎から復帰したばかりの安達に休養日を与えて、今季初めて1番に宮崎を抜てき。1点リードの4回、2死一、三塁で宮崎は空振り三振したが、振り逃げを狙った全力疾走が、一塁手・鬼崎の失策を誘い、1点をもぎ取った。「打っていないのが僕だけなので打ちたかったですけど。でも、あれはラッキーでした」とニッコリ。ここから西野、糸井と適時打が生まれて4点のビッグイニングだ。

 5試合ぶりに2番に復帰した西野は、今季2度目の猛打賞。ただ3回は、犠打失敗で追い込まれてからのヒッティングなだけに、お立ち台では「バント練習します」と苦笑いした。失敗はあったが、ミスをカバーしようと全力を尽くしたことが好転した。

 投手陣も同様。西武には08年3月23日以来、2945日ぶり勝利で、今季初勝利の近藤一も6回に1死満塁を残して降板。「ちょっとどころではなく、スッキリしません」と投球には不満だが、好投を引き出してくれた捕手の若月に感謝した。佐藤達の不調で平野が9回に緊急登板。ミスはあったが、総力戦でもぎ取った白星でもあった。(鶴崎 唯史)

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2016年4月16日のニュース