小松&白仁田&佐野 自主トレ帰りに96歳女性救助していた

[ 2016年1月13日 05:36 ]

オリックスの小松

 オリックス・小松聖投手(34)、白仁田寛和投手(30)、佐野皓大投手(19)の3選手が、96歳の女性を救助していたことが分かった。3選手は福岡県北九州市にあるJR九州の野球部グラウンドで、元オリックスのトレーナー吉良俊則さん(30=福岡で開業)とともに合同練習中。グラウンド外の施設で練習した12日、帰る途中の人通りの少ない住宅街で女性がうずくまっていることに気がつき救助。白仁田が女性をおんぶして、数百メートル先の自宅まで運んだという。

 関係者によると、女性は股関節付近を骨折しており、自力で動くことができなった。4人の迅速な行動で、女性は救急車で病院へ搬送されて緊急手術を受けたが、大事には至らず。同日の北九州市の天候は曇りで最高気温9度。96歳という高齢で、寒空の下、体温を奪われていたら、体調を崩していたかもしれない。救急隊員や女性の家族からは大変感謝されたといい、白仁田は「立ち上がれない様子でしたので、ぼくら4人で助けたことは当然だと思います」と語った。

 野球界では、13年11月に西武からドラフト1位指名を受け、入団が決まっていた大阪桐蔭の森友哉捕手(当時18)が、大阪市浪速区のJR新今宮駅で、線路に転落した70歳代とみられる男性をチームメートと協力して救助し、のちにJR西日本から感謝状を贈呈されたこともある。オリックスでは新人12選手が9日に入寮したばかり。3人は社会人の先輩としても模範を示した。

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