原前監督 岡本にエール「球界背負って立つ気持ちでやれ」

[ 2016年1月13日 05:30 ]

監督という立場を離れ千葉県勝浦市の国際武道大学での講義を終えた原辰徳・読売巨人軍特別顧問は花束を贈られ笑顔

 巨人前監督の原辰徳球団特別顧問(57)が12日、客員教授を務める千葉県勝浦市の国際武道大で「スポーツ戦略論2」の講義を行った。12年連続となる特別授業では、現役学生から今季の注目選手について質問され、「ブレークを予感させる」として、高卒2年目・岡本の名前を挙げた。

 その上で注文もつけた。「1軍に上がろうとかレギュラーになりたいな、くらいの気持ちではこの世界で暴れることはできない。ジャイアンツを、日本球界を背負って立つ気持ちでやらないと」。昨季は17試合で1本塁打。将来性豊かな素質を見込んで1軍での経験を積ませた。08年には高卒2年目の坂本を開幕からレギュラーで起用。一気に飛躍しただけに「現有戦力に新しい力が入るのは強い」と、岡本も同じ道を歩むことを望んだ。

 「監督として私は実力至上主義を貫いた」と振り返るように、競争を勝ち抜く必要があるが、そのためにはチームを引っ張る覚悟が必要と力説した。原特別顧問は現時点で春季キャンプを視察する予定はない。「彼ら(若手)が出てくれば面白い」と成長を外から見守る。(川島 毅洋)

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2016年1月13日のニュース