マエケン効果!?チケット販売が「今までで一番」

[ 2016年1月13日 06:13 ]

ドジャースに入団が決まり、入団会見で18番のユニホームに袖を通し、満面の笑みを見せる前田健

 前田健太投手(27)が新加入したドジャースの公式戦チケット販売が、現時点で過去最高を記録していることが11日(日本時間12日)、分かった。ド軍はこのオフの補強の目玉の前田を営業面で前面に押し出していく方針で、日本人を中心とした集客に注力する考え。戦力としてだけでなく、かかる期待は大きい。

 13年から3年連続で観客動員数メジャートップのドジャースが、「マエケン効果」でさらなる営業攻勢を仕掛ける。ド軍の広報部は「シーズンチケット、ミニプラン(21試合がセット販売されるチケットなど)、グループチケットなど、ここまでの公式戦のチケットの売れ行きは今までで一番」と説明。昨年は球団史上初めて開幕前の3月の時点で入場券販売数が300万枚を超えたが、今年はそれを上回りそうな勢いだという。

 ド軍は最近20年間での19度を含む過去29度、年間300万人の観客動員を達成している人気球団。11年に黒田が退団してから日本選手が所属するのは5年ぶりとあり、前田の加入で日本人を中心とした集客が今後さらに伸びる可能性がある。チケット販売が好調な背景には、フェイスブックやツイッターなどソーシャルメディアを駆使した球団の戦略がある。前田の入団決定時には、公式フェイスブックが「前田健太投手 マエケンドジャースにようこそ!」と日本語のメッセージを添えて投稿。今後も日本人をターゲットにした戦略が練られていきそうだ。

 入場料収入だけでなく、日系企業からのスポンサー収入や放映権収入などでも前田加入の波及効果が期待される。先発陣唯一の右投手として期待される新戦力が、グラウンド外でもチームに貢献する場面が増えそうだ。

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2016年1月13日のニュース