ソフトB3位・谷川原はプーさん好き “ゴリラ”トリプル3だ

[ 2016年1月13日 11:00 ]

大好きなクマのプーさんの抱き枕を持参し入寮した谷川原

 プロ野球各球団のルーキーたちが入寮を終え、次々に合同自主トレをスタートさせている。話題の新人を紹介する「16年版 球界新士録」。連載第1回は、昨年日本一のソフトバンクから――。

 今どきのイケメンなのに、谷川原についたあだ名はゴリラ。グラウンドで暴れ回る姿がゴリラみたい…というのがゆえんらしい。そんなゴリラ君が入寮の際に持ち込んだのが体長1メートルほどある「くまのプーさん」抱き枕だった。

 「去年、友人にもらいました。顔が可愛かったし、朝起きた時に抱くと気持ちいいんです」

 ディズニーのキャラクターが好きで地元・豊橋から夜行バスに乗り、年に1、2回は夢の国を訪ねていた。昨年暮れも友達とディズニーシーへ。気に入っているアトラクションは「センター・オブ・ジ・アース」だという。

 可愛いもの好きという横顔に対し、プレースタイルは身体能力が高いワイルド系だ。捕手としては足も速く50メートル6・0秒。スイングが強いところはチームの先輩・柳田にも通じ、類を見ないトリプルスリー捕手へ夢は広がる。もっとも、現段階では「投手のモーションを盗むのは得意じゃないです。それは難しいかも」と笑ってかわした。

 捕手というポジションの意識は強く、工藤監督「現役力」、楽天・梨田監督「超野球学」の2冊の本を寮に持って来た。梨田監督の著書からキャッチングの基本を学び、工藤監督からは配球を教わりたいという。「同期には負けたくない」。負けん気の強そうな表情を浮かべた時だけは、周囲を圧するゴリラの顔だった。 (田中 貴久)

 ◆谷川原 健太(たにがわら・けんた)1997年(平9)4月16日、愛知県豊橋市生まれの18歳。向山小の時「向山ビクトリー」で野球を始め、中部中では「豊橋スカイラークスボーイズ」に所属。豊橋中央では高校通算41本塁打。座右の銘は「笑う門には福来る」。遠投110メートル。二塁送球タイム1秒8。1メートル73、80キロ。右投げ左打ち。

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2016年1月13日のニュース