西武・秋山 カレー食べて33戦連続安打だ “海軍カレー”216食分ゲット

[ 2015年12月22日 05:30 ]

横須賀市スポーツ大賞の副賞として、よこすか海軍カレー216食を贈られた秋山

 今季にシーズン216安打のプロ野球記録を樹立した西武・秋山が、地元の神奈川県横須賀市で「横須賀市スポーツ大賞」の授与式に臨んだ。04年につくられた同賞は、延べ13人目の受賞。

 同市にゆかりがあり国際大会で活躍した選手に贈られてきたが、秋山については「世界のイチロー」がオリックス時代の94年に記録した210安打をも超えた活躍が評価され、特例が取られた。副賞は横須賀名物の「海軍カレー」。本来は90食のところ、安打数にちなんで216食分が贈られた。

 「思いがけない賞。カレーは好きでよく食べます。これを機に宣伝しながらいただきたい」。プレゼンターの吉田雄人市長からは、懇談でイチローの逸話を投げかけられた。「毎朝カレーを食べていたと聞いたことがある」。秋山もルーティンを重視。高橋慶彦(広島)のプロ野球記録にあと2と迫った31試合連続安打の際は、試合前にラーメンを食べ続けた。

 「一つ一つ積み重ね、高みを目指してやっていく」と来季への誓いも新た。33試合への挑戦は、カレーが常食になりそうだ。関係者からは「216本を超えてほしい。カレーを食べて少なくなったら駄目」の声も飛んでいた。 (神田 佑)

 ▽よこすか海軍カレー 1908年(明41)に発行され、日本海軍の軍隊食レシピが記されている「海軍割烹(かっぽう)術参考書」を基に復元されたカレー。あっさりとした昔懐かしい味が特徴。現在も海上自衛隊の基地が置かれる横須賀市は「カレーの街」を名乗り、ご当地グルメとして提供する。西武も今回表彰を受け、本拠地での「秋山海軍カレー」発売を検討。

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2015年12月22日のニュース