松坂は“逆球”で対策 国際大会はサイン盗み、コース伝達当たり前 

[ 2015年11月18日 09:33 ]

嶋(左)と話す大谷
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 国際大会の舞台では、相手のサインや投球のコースなどを伝達する行為が往々にして見られる。例えば二塁走者が、捕手の構えを見てコースをベンチ、打者に伝える。キューバなど百戦錬磨のチームが行うケースが多い。

 04年アテネ五輪の予選リーグ・キューバ戦に先発した松坂(現ソフトバンク)は、8回1/3を3失点 の好投。しかしそれは、「モーションに入ると、ベンチからコースを教える声が上がった」という中での投球だった。そんな行為を逆手に取ったのが、09年の第2回WBCだ。松坂は2次ラウンドで再びキューバと対戦。相手がコースなどを伝達していることに気付くと、試合の途中から「(捕手の)城島さんが構えたところと、わざと逆に投げた」。結果は6回5安打無失点。試合途中で相手の策に即座に対応し、結果を残してみせた。

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