4番丸子弾で早大4冠王手!今大会初安打「考えすぎていた」

[ 2015年11月18日 05:30 ]

<早大・上武大>4回無死、右越え本塁打を放った早大・丸子

明治神宮野球大会第5日・大学の部準決勝 早大2―1上武大

(11月17日 神宮)
 待望の一発だった。1点リードの4回、早大の先頭・丸子は初球の内角直球を振り抜き、打球は長い滞空時間の後に右翼席中段に着弾した。「打った瞬間、入ったと思った。4番として仕事ができて良かった」。今大会初安打がソロアーチ。貴重な追加点となり、春秋リーグ戦、全日本大学選手権制覇に続く今季4冠に王手をかけた。

 1メートル87、97キロと恵まれた体格で広陵(広島)時代は通算46発を記録した左の強打者。レギュラーに定着した今春リーグ戦は打率・438で首位打者も、今秋は厳しくマークされ、・189と低迷した。今大会も初戦だった14日の愛知大戦で3打数無安打。「考えすぎていた。楽しくやろうと思った」。春と秋の映像を比較し、より軸足に体重を乗せることを意識。試合後も大学のグラウンドで素振りし、会心の一発は出た。

 高橋広監督から「おまえしか4番はいない」と託され、今年は全試合で4番を務めてきた。東京六大学史上初の4冠まであと1勝だ。卒業後は社会人でプレーを続けるスラッガーは「最後は笑って終わりたい」と有終の美を誓った。 (松井 いつき)

 ▼早大・重信(巨人ドラフト2位。初回に先制のホームを踏む)初回にいい仕事ができて良かった。ネクストでは軟式用の600グラムの木製バットを振っている。プロに行っても続けていきたい。

 ▼早大・茂木(楽天ドラフト3位。初回に右前適時打)(二塁走者が俊足の重信で)内野の間を抜けばいいと思えば気持ちが楽。やってやろうと思っていた。

 ▼上武大・中主将(反撃の本塁打も実らず)1点差でも負けは負け。早稲田と対戦するために熱い思いでやってきた。最後に対戦できて感謝しています。

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2015年11月18日のニュース