マエケン 逆転Vへ8月以降3連勝「去年は大事な時に勝てなくて…」

[ 2015年9月2日 21:28 ]

<神・広>11勝目を挙げて緒方監督(右)とハイタッチをかわす前田健

セ・リーグ 広島5―1阪神

(9月2日 甲子園)
 広島の前田健太投手(27)が貫禄の投球で中日・大野に並ぶリーグトップタイの11勝目を挙げた。阪神打線相手に7回を6安打1失点。

 「悪いなりに粘りながら投げることができた。(7回は)もう1点も与えないつもりで、ゼロに切り抜けることだけ考えてなげた」

 4点リードの7回。連続安打で無死一、二塁のピンチを招いたが、代打・狩野を見逃し、続く代打の新井も空振りで連続三振に斬ると、最後はこの日、2安打を許した鳥谷を遊飛に打ち取った。これで阪神戦は今季、15イニングを投げ自責1の防御率0.60となった。

 8月以降、負けなしの3連勝。好調の要因を聞かれると「去年は大事な時に勝てなくて悔しい思いをした。今年はチームが大事な時に勝てるようにと思ってやってきた結果」と明かした。

 これで4位ながら首位・阪神に3・5ゲーム差。「チームの雰囲気はいい。一丸となって一つずつ順位を上げていきたい」と前田健。1991年以来遠ざかるリーグ優勝へ右腕の戦いは続く。

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