7年ぶり1部復帰の日大 山崎&京田の青森山田コンビで旋風

[ 2015年9月2日 11:15 ]

日大打線をけん引する京田(左)と山崎

 東都大学野球の秋季リーグ戦が2日、神宮球場で開幕する。12年春以来7シーズンぶりに1部に復帰した日大は、第2試合で国学院大と対戦する。打線は今秋ドラフト候補に挙がる山崎晃大朗外野手(4年)と京田陽太内野手(3年)の青森山田出身コンビがけん引し、04年春以来の優勝を狙う。また開幕試合では連覇を狙う専大が亜大と対戦する。

 待ちに待った神宮の舞台。12年春に1年生ながら7試合に出場した山崎は「あの時は先輩に付いていくのがやっとだった。2部に落ちてからは自分が引っ張って1部でプレーするという思いは強かった」と3年間の苦悩を明かした。

 左の強打者で今春の2部リーグ戦は打率・333。50メートル5秒9の俊足を生かし4盗塁も決めた。自らは上位打線で出塁を重視する。そして、同じ左の強打者で4番に座る青森山田の後輩・京田にチャンスで回すことをテーマにしている。「あいつに回せば何とかしてくれる」と信頼を寄せる。

 春は2部リーグトップの14打点を挙げた京田は来秋ドラフト候補に挙がる。「打撃はたまたま。あれは出来過ぎ」と謙遜するが、マークが厳しくなる中、打率・407と確実性も増した。初の1部に「4番目の打者として、いい緊張感でできれば」と開幕に照準を合わせてきた。石川出身で、中学時代は白山能美ボーイズに所属。亜大・水本とチームメートだっただけに「昇格が決まって“やっと来たか”と言われた。対戦は楽しみです」と再会を心待ちにした。

 仲村恒一監督は「山崎、京田が攻守で中心になる。結果を恐れず、我慢しながら戦っていきたい」と、04年春以来の1部優勝へ意欲を見せた。(川島 毅洋)

 ▼専大・高原悠主将 春優勝できたのは全員が一戦必勝を貫けたから。秋も変わらず全力で斎藤監督野球を実行したい。

 ▼中大・神里和毅主将 春は優勝争いをしながら優勝に届かなかったので、秋こそは優勝できるように頑張る。

 ▼国学院大・柴田竜拓主将 リーグ戦では目の前の一戦一戦に全力を尽くし、国学院らしい粘り強い野球で必ず優勝します。

 ▼駒大・巻木周平主将 優勝するために準備し練習してきた。それを実現できるよう、一致団結してリーグ戦に臨みたい。

 ▼亜大・北村祥治主将 最後のシーズン。結果にこだわり有終の美を飾るため、自分がチームにとってできることを全うする。

 ▼日大・幸田健斗主将 神宮でプレーすることは全員の楽しみ。リーグ戦優勝を通過点とし、チームの目標である日本一を目指す。

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2015年9月2日のニュース