ソフトB 交流戦&リーグW首位!同点阻止スーパー中継プレー「素晴らしい」

[ 2015年6月7日 06:11 ]

<巨・ソ>8回2死一、二塁、アンダーソンの右中間への打球で巨人・大田(右)は一塁からホームを狙うもタッチアウト。捕手・高谷

交流戦 ソフトバンク3-2巨人

(6月6日 東京D)
 今季初の4連勝を呼ぶソフトバンクのビッグプレーだった。2点リードで迎えた8回の守り。2死一、二塁からアンダーソンの右中間二塁打で同点のホームを狙った一塁走者・大田を、中堅・柳田の素早い打球処理、中継に入った二塁・川島の好返球、捕手・高谷の好ブロックという三位一体でアウトにした。

 柳田はノーステップで「なるべく低い球を」と確実に中継に届けることを優先した。川島は「柳田君が難しい体勢で捕ったので(中継の距離を)詰めた」。ワンバウンドの返球も利用。「そのまま止まって受けるよりも速い」と本塁へ体を移動させながら捕球し、助走をつけた。瞬時の判断、そして正確な送球。しかも1度ではない。2回無死一、二塁では実松の中前打で本塁を狙った二塁走者のアンダーソンを同じ3人の中継で防いだ。

 川島は、打っても4回1死満塁で同点の左前適時打。高谷の勝ち越し2点二塁打につなげた。この日は都内の自宅近くで2人の息子とキャッチボールしてから東京ドームに入った。ヤクルトから昨季途中に移籍し、福岡で単身生活中のパパは「たまにはこういう日があってもいいじゃないですか」と胸を張った。

 3試合で20得点して3連勝したが、4連勝目は守り勝った。「素晴らしい守りだった。打つことだけじゃないところを見せてくれたね」と工藤監督。交流戦は開幕から4カード連続勝ち越しで貯金は最多の11。リーグ戦と交流戦のダブル首位に立った。

 ≪柳田が2補殺≫中堅手の柳田(ソ)が2、8回に二塁手の川島を経由して2度本塁での補殺を記録。ソフトバンクで外野手の1試合2補殺は11年9月9日ロッテ戦の福田以来。ただし福田は一塁と本塁への返球。本塁で2度はダイエー時代の97年5月7日西武戦で中堅手の柴原が2、6回といずれも直接送球で記録して以来18年ぶりだ。これで柳田の今季の補殺は4度目。パでは秋山(西)らと並び最多になった。

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