キヨシDeNA 725日ぶり貯金!石川2番で復調、V打に3安打

[ 2015年4月2日 05:49 ]

<D・広>ファンの歓声に応える中畑監督

セ・リーグ DeNA7-4広島

(4月1日 横浜)
 不慣れな貯金生活突入に、DeNAの中畑監督は困惑の表情を浮かべた。昨季8勝15敗1分けと大きく負け越した広島に連勝。13年4月6日以来、725日ぶりの貯金に「1つは貯金じゃない。すぐなくなるし無駄遣いしちゃう。減る時は減る。3~4になって初めて貯金だよ」と強調した。

 まだ5試合とはいえ、チーム総得点29は12球団トップ。この日の得点源となったのは、「2番・二塁」で先発出場した石川だ。3回1死一塁から先制の左翼線適時二塁打、5回無死一塁でも1番・関根とバスターエンドランを決める左前打で追加点を呼び込むなど猛打賞の活躍。1番で先発出場した巨人との開幕3連戦(東京ドーム)では13打数1安打、打率・077と結果を出せず、前日から2番に打順が変わった。試合後に笑顔がなかったのは責任感の表れだ。「(関根)大気も塁に出ている。負けないようにやっていければ」と力を込めた。

 昨年まで3年間務めた主将を今季は筒香に託した。リードオフマンとして期する思いは強いが、3月中旬に右肘を痛めて打撃にも影響を及ぼしていた。本来は手術も検討されるほどの症状。痛み止めの注射を4度も打った。「僕はセンスがない。あるのは根性だけ」。高熱でも骨折でも出場し続けた男に、欠場の選択肢は浮かばなかった。

 生え抜きの野手では在籍11年目と最年長。低迷期に本拠・横浜スタジアムで罵声を浴びることもあった。それでも思いは変わらない。「スタジアムが好きなので打てて良かった」。2日は前田健との対決。難敵を打ち崩して同一カード3連勝を狙う。

 ▼DeNA・ロペス(5回に左翼ポール直撃の2号2ラン)打ったのはチェンジアップ。本塁打にならないと思ったけど届いて良かった。

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