王会長 五輪野球復活へ直接アピール「やるべきことやれば実現」

[ 2015年1月15日 07:54 ]

早実野球部OB会で乾杯する(左から)王貞治氏、斎藤佑樹、荒木大輔氏

 2020年東京五輪での野球、ソフトボールの復活へ、ソフトバンクの王貞治球団会長(74)が、大会組織委員長の森喜朗会長と、日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長に直接アピールすることになった。

 14日、全日本野球協会(BFJ)、日本ソフトボール協会(JSA)、日本野球機構(NPB)は、3団体による会議を21日に初開催すると発表。また、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)のリカルド・フラッカリ会長も出席し、3団体のトップと森会長と竹田会長を表敬訪問することも発表した。王会長はこの日、東京都内のホテルで行われた早実野球部OB会に出席。「野球は日本の国技だと思っている。野球人気はあるわけだし、ファンも五輪で野球が開催されれば見に行くだろう。既存のもの(野球場)を有効に生かす意味でも、開催地として強く要望して実現したい」と熱く語った。

 野球・ソフトボールは08年の北京五輪を最後に実施競技から外れていた。だが、昨年12月の国際オリンピック委員会(IOC)の臨時総会(モナコ)で、開催都市が実施種目を複数提案できる権利が承認され、東京五輪での実施の道が正式に開かれていた。

 BFJの名誉委員として、これまでもPR活動に貢献してきた王会長は「みんながやるべきことをきっちりやれば、夢だと思ったことが実現するんじゃないかな」と自信満々。「世界の王」直々の出馬で、「野球復活」への熱い思いを伝える。

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2015年1月15日のニュース