和田監督が自主トレ視察 北條は1軍スタート、鳥谷見て学べ

[ 2015年1月15日 05:30 ]

ノックを受け送球する北條

 阪神・和田豊監督(52)が14日、北條史也内野手(20)を1軍宜野座キャンプでスタートさせる方針を示した。鳴尾浜球場での自主トレを視察し、当確ランプを灯した。

 「(1軍が)まだ決定ではないけれどね。鳥谷に万が一、何かあったとき、選手をつくっておかないといけない。近くで見ることで学ぶことはたくさんあるだろうしね」

 軽快な動きに、和田監督は目を奪われていた。遊撃の守備位置についた内野ノックでは一塁へ力強い送球を何度も披露。オフ期間中、きっちりとトレーニングしていたことは一目瞭然だった。

 「去年も最後は1軍の空気を吸っていたし、国際大会(21Uワールドカップ)にも出た。体が完全にできている状態。しっかりやっていたことは見れば分かる」

 3年目の若武者は、指揮官にとって期待する1人でもある。昨年は出場機会こそ与えられなかったが、シーズン終盤で1軍へ招集。昨年11月の時点で今春の1軍キャンプ招集を示唆しており、それだけでも入れ込み具合が伝わってくる。

 「秋のキャンプで面白い選手は何人もいたし、早い時期は若い選手でゲームをしようと考えている」。激戦の内野手枠を巡って、2年目・陽川らと競わせる構え。沖縄滞在中には例年6~8戦の対外試合が組まれており、まずは南国での猛アピールを待つ。 

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2015年1月15日のニュース