楽天 球場隣に360度PV用ドーム 10億円改修、プラネタリウムみたい

[ 2014年12月20日 05:30 ]

コボスタ宮城の外周三塁側に新設される多目的ドームの完成イメージ画像

 楽天は19日、総工費約10億円をかけて本拠地のコボスタ宮城の外周を改修すると発表した。最大の目玉は、三塁側に新設する「多目的ドーム」(仮称)。球場のすぐ隣でパブリック・ビューイング(PV)ができ、天候や勝敗にかかわらず、来場者に楽しんでもらうことが狙いだ。大石幸潔スタジアム部長は、「コボスタ宮城の外周の新たなランドマークとして認知してもらえたら」と説明した。

 直径21メートル、高さ10メートルのドームは立ち見で最大400人が収容可能。7台のプロジェクターを完備し、プラネタリウムのように天井360度に映像を投影し、幻想的な空間をつくり上げる。大型スクリーンで中継する通常のPVとは、ひと味違った雰囲気で野球を楽しめる。本拠地での試合が雨などの悪天候で中止になったとしても、ドームなら選手とファンとの交流会などさまざまなイベントも実施できる。

 さらに球場正面広場に幅11・2メートル、高さ6・4メートルの「ウエルカムゲート」(仮称)や広さ約660平方メートルの大型グッズショップも新築し、店内にはミュージアムのように球団の歴史を振り返る写真パネルや記念品を展示する。既に着工しており、開幕前の来年3月下旬に完成予定。大石部長は「スタンド以外の部分でも来ていただいたお客さまに楽しい一日だったと思ってほしい」と話した。

 日本一連覇を狙った今季は最下位に沈んだが、主催72試合で球団史上最多の約145万人を動員。大リーグのようにコボスタ宮城のボールパーク化を推し進め、来季は日本一奪回を目指す。

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