“喜界島のバレ”ヤクドラ7「田舎者らしくハツラツと」 島3人目プロ

[ 2014年12月18日 05:30 ]

喜界島を紹介するつば九郎の横で抱負を語る原

 1メートル90、95キロの恵まれた体格はひときわ目を引いた。ヤクルトは、都内で新入団選手発表を行い、ドラフト7位・原が強振宣言だ。

 「バレンティン選手が好きで憧れています。バットをガンガン振って、人より少しでもボールを遠くに飛ばしたい」

 鹿児島県奄美群島に含まれる喜界島の出身。人口約7500人の故郷はコンビニは深夜0時閉店の1店舗。1つある信号は押しボタン式のため「小学生がいたずらしなければ年中、青です」と、のどかな場所で育った。喜界島からは元広島の高橋、元西武の美沢に続く3人目のプロ入りだ。

 喜界高では投手だったこともあり、高校通算は2本塁打。大学1年夏に野手に転向すると、4試合連続弾など通算15発と一気に開花した。腹筋とレッグカール(太腿強化の反復運動)の数値が一般人の3倍と測定されたほどの強さを持ち、「喜界島のバレンティン」の異名を取った。左鼻横にはほくろがあり、左頬にある本家とも共通点がある。

 「田舎者らしくハツラツと頑張りたい。(バレンティンを)見て学ぶのが一番勉強になる。本塁打を早く皆さんに見せられるように頑張ります」。和製バレンティンは、無限の可能性を秘めている。

続きを表示

この記事のフォト

2014年12月18日のニュース