阪神球団社長 新人研修で“厳し~い訓示”「3年で将来性判断」

[ 2014年12月18日 10:02 ]

新人研修を受ける(左から)陽川、横田、岩貞

 新人研修の冒頭であいさつした阪神の南信男球団社長は「びびらせてきた」と訓示の内容を明かした。表情は柔和でも目は笑っていなかった。「『石の上にも3年』。球団としては3年を経過した時点で将来性を判断する、と言った」。3年後には戦力外になる可能性を示し、厳しい世界に身を置く自覚をうながした。

 紹介したのは猛虎の先輩の逸話だ。「掛布DCはどんなに遅く寮へ帰っても必ず素振りをしてから床に就いていた。金本は引退会見で『もっとスイングしておけばよかった』と話していた。44歳まで現役を続けても、そう思う。だから、悔いを残すなと」。両雄のように自主的な練習を求め、具体的手段も指示した。「頭で考えただけではすぐに忘れる。思ったこと、感じたことを後で見直せるようにメモを書くように言った」。(1)3年勝負(2)先輩を手本(3)自分ノートの作成。未来を担う若虎に向けた3カ条だった。

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2014年12月18日のニュース