マー君 今季最短2回途中7失点KO 完全復活は来季持ち越し

[ 2014年9月28日 03:18 ]

<レッドソックス・ヤンキース>初回から走者を背負い苦しい投球が続く田中(AP)

ア・リーグ ヤンキース4―10レッドソックス

(9月27日 ボストン)
 右肘じん帯の部分断裂から復帰したヤンキースの田中将大投手(25)が27日(日本時間28日)、敵地でのレッドソックス戦に復帰後2度目の登板。先発で50球を投げ、今季最短となる1回2/3で7安打を許し、今季最多7失点(自責5)で降板、5敗目(13勝)を喫した。

 75日ぶりの復帰登板となった21日のブルージェイズ戦では5回1/3を1失点で13勝目(4敗)を挙げた田中。中5日で今季最終登板となるレッドソックス戦は来季の完全復活を占う試金石となった。初回、田中は先頭のベッツに右中間二塁打、2番・ボガーツは空振り三振に斬ったものの、ナバのショート内野安打で1死一、三塁のピンチを招いた。4番・セスペデスには初球の148キロを左前にはじき返され、1点を先制された。それでも続くクレイグを遊直併殺に打ち取り、最少失点で切り抜けた。

 初回17球を要した田中。2回は先頭のチキーニを空振り三振に打ち取ったものの、続くカスティーヨをストレートの四球で歩かせると盗塁を決められ、2死からバスケスに中前にはじきき返され2点目を失った。その後もストレートの四球を挟んで3連打を浴び、2回持たず降板。この回は最速150キロを計測も制球を乱し33球を投げた。

 前回の70球から球数を80球程度まで球数を増やす予定もまさかの50球での降板。登板後に肘に再び異常があった場合はじん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)に踏み切る可能性を残しているが、今季の登板はこれが最後。完全復活は来季に持ち越された。

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2014年9月28日のニュース